febmamaの子育て日記

3歳男子、1歳女子の2児の母。息子の幼稚園生活のこと、娘との過ごし方などつらつらと書いていこうと思います。

クリムト展に行って、ふと心に浮かび上がった想い。自分の気持ちをもっとオープンにしてみたい。

この数日、ふと自分の主義主張(というのは大げさですが)を

もう少しオープンにしてみてもいいのでは??

という思考が湧いてきています。

 

どんな自分のことも全てをまるっと受け入れる、

というのは出来始めているのだけれど、

「普通」から外れていそうな考えの時は

発言をやめる/なるべく周りと同じような顔をしている

自分がいることに気がつきました。

 

気がついたきっかけの一つが、

2週間ほど前に行ったクリムト展。

klimt2019.jp

7/10まで東京都美術館で開催しています。

 

 

そこで見たクリムトの絵画が

わたしの潜在意識に働きかけてくれたのかなと思います。

 

 

まずはクリムト展の感想になるのですが、

とてもとても良かったです。

クリムトの生涯の作品を時系列・時代毎に見ることが出来て、

 

「ユディトⅠ」

《ユディトⅠ》

「女の三世代」

《女の三世代》

「ヌーダ・ヴェリタス」

ベートーヴェン・フリーズ」の複製など、

上《ベートーヴェン・フリーズ》<br class="show-on-mobile">正面の壁「敵意に満ちた力」<br>下《ベートーヴェン・フリーズ》(部分)

見応えのある絵がたくさん。

(絵の画像はHPよりお借りしました。)

 

クリムトの華美で官能的な世界にどっぷり浸ってきました。

 

「ヌーダ・ヴェリタス」は裸の真実という意味。

《ヌーダ・ヴェリタス(裸の真実)》

 

クリムトが、大衆の批判に迎合しない新たな芸術表現を追求するグループ

ウィーン分離派」を立ち上げる直前に構想された作品だそうです。

 

「真実」「これまでの価値観との分離」というキーワードにビビっと来て、

わたしも「自分の価値観をオープンに」と思えたのかも。

 

今のわたしが大事にしているものを、

せめてこのブログではもう少し表現してみたい!と思えています。

 

ちなみにちなみに。

ベートーヴェン・フリーズは、

昔ウィーンの分離派会館で見たあの壁画だったのだ!と、

この展覧会を見て気がつきました。

 

かつて、アシスタント仕事をしていた時、

ヨーロッパ出張の合間に、絶対に行きたいと思って訪れた分離派会館。

 

その仕事が想像以上に自分に合わなくて、

気持ちがズタボロになっていて、

それでも残りの日程こなすためになんとか自分を取り戻すために駆け込んだような状態で。。。

 

ドイツ語の解説の意味は全くわからなかったけれど、

ベートーヴェン・フリーズの不穏さも救いも全てひっくるめて、

わたしを癒してくれていたんだな、と知りました。

 

そんな10年以上前の苦い思い出も蘇ったこのクリムト展。

 

この思い出をこうして言語化できていることにも

月日の流れを感じています。

 

思えば、あの時の経験があるから、

自分がワクワクする仕事って何??

と真剣に考えるきっかけになったのでした。

 

 

気負わずに、

想いを文字にしてみようと思います。